印刷/フィルム加工の
プロセス改善に
“テープ”で貢献する
基材つなぎ作業(スプライス)でのロス削減へDF4000シリーズ/LE831Pシリーズ
紙やフィルム基材のロールを「つなぐ」ためのテープ …
たったそれだけの役目ですが、このテープの選定が生産効率の向上やプロセス改善に大きな影響を与えます。
01 基材つなぎテープ
(スプライステープ)とは

基材つなぎテープ(スプライステープ)とは、ロールtoロールでの印刷/各種フィルム加工を行う際に、原反ロールと次の原反ロールをつなぎ合わせるための接着テープです。印刷・加工の方式や基材の種類を問わず、幅広く用いられます。
- オフセット印刷
- グラビア印刷
- フレキソ印刷
- 粘着加工
- コーティング加工
- ラミネート加工
02 生産現場で抱える課題
冬場の寒さでテープがつかない
一般的に低温環境ではテープの接着力が低下してしまうため、剥離などのトラブルが起きやすくなります。
特に冬季には深刻な問題となり得ます。場合によってはテープを保温しておく必要もあり、暖房の効いた場所でテープを保管するなどの対応を余儀なくされるケースもあります。
つなぎの時に速度を落とさなければいけない
基材の種類や使用するテープによっては、高速のまま基材をつなぐと、テープの剥離・基材の破損などのトラブルが起きてしまいます。
よって、つなぎのタイミングで加工速度を落とす必要があり、作業効率低下の要因となります。
加工時の熱でテープがやられる
蒸着/スパッタリング/粘着加工など、高温環境下で行う加工の際、高熱によりテープの浮き・剥がれ・粘着剤の染み出し等が発生することがあり、作業性の低下の要因となります。