製品・ソリューション

来たるべき5G時代に必要とされる高機能素材の特徴とは

5Gに必要とされる高機能素材

5G社会の到来
2019年4月に米国・韓国で商用サービスが開始されたのを皮切りに世界各国で本格始動した第5世代移動通信システム(5G)。「高速大容量」「低遅延」「多数接続」を特徴とし、4G以前のように携帯端末向けサービスだけに留まらず、幅広い産業分野において高度情報社会の実現を支えるインフラとしての役割が期待されている。特に、IoT、自動運転、エンターテイメント(VR/AR)などの分野においてその真価を発揮するだろう。

5Gではギガヘルツ帯の高周波信号を使用するため、「共振ノイズへの対応」と「伝送損失の抑制」が必要となる

共振ノイズへの対応

高周波、つまり短波長の信号は回路上での共振を起こしやすくなるため、回路・基板設計の際、ノイズ問題に悩まされる場合がある。ノイズ対策の1つとして回路基板へのシールドフィルムの適用が挙げられるが、5G時代においては高周波信号に対応しより優れたシールド性能を持つ素材が必要となる。

伝送損失の抑制

高速伝送回路では伝送損失が大きくなる。そこで、出来る限り低い誘電率/誘電正接を持つ素材(低誘電材料)を採用し、伝送損失を低減する設計が要求される。

トーヨーケムの5G向け製品ラインナップ

高周波対応電磁波シールドフィルム リオエルム TSS® 500シリーズ

リオエルム TSS® 500シリーズ
・高周波領域に対応した優れたシールド性能・高導電性
・特殊ウレタン樹脂採用で耐折性・柔軟性・熱収縮性に優れる 
電磁波シールドフィルム リオエルム TSS®シリーズ

低誘電耐熱性熱硬化接着シート リオエルム TSU® 500シリーズ

リオエルム TSU® 500シリーズ
・多層フレキシブル基板用の低誘電熱硬化型接着シート
・従来トレードオフとなっていた『低誘電率/誘電正接』『接着力』『耐熱性』『穴あけ加工性』を兼ね備える 
低誘電耐熱性熱硬化接着シート リオエルム TSU® 500シリーズ

5G / 高速通信向け低誘電ポリマー

5G / 高速通信向け低誘電ポリマー
・当社独自の樹脂設計技術で開発した低誘電ポリマー
・優れた低誘電特性の他、低弾性、高耐熱などの特性を持つ
5G / 高速通信向け低誘電ポリマー

お問い合わせ

トーヨーケム株式会社 情報・通信材営業本部

トーヨーケム株式会社