製品・ソリューション

環境にやさしいロールラベルとは

ロール(胴巻き)ラベルでCO2排出量を削減しませんか?

ラベリング時の二酸化炭素排出量が少なく、ラベルの薄肉化が可能な「ロールラベル」のメリットと、ロールラベル用のホットメルト粘着剤「ラベルメルトシリーズ」をご紹介します。

ロールラベルとは?

ロールラベルとは、ラベルの両端にホットメルト粘着剤を塗工して容器に巻き付けるタイプのラベルです。

専用のラベラーでホットメルト粘着剤を溶解させ、インラインで塗工します。

ロールラベルの巻き付けイメージ

ロールラベルの製品(PETボトル)

ロールラベルの製品(瓶)

その他の一般的なラベル

粘着ラベル 最も一般的なラベル。溶剤系と水系の2タイプがある。離型紙を剥がしながら貼り付ける。
簡単に基材に貼ることができて、ラベラーも安価で使用しやすい。
シュリンクラベル ミシン目が付いたPETボトル飲料などに使用されている。筒状のラベルをボトルに被せた後、水蒸気などで加熱してラベルを収縮させて容器に巻き付けている。
異形容器に対応可能で意匠性に優れる。
グルーラベル ビール瓶のラベルなどで使用されている。水に溶かした糊を紙ラベルに塗工しながら貼りつけるラベル。
廃棄物は少なく、糊は比較的安価である。

ロールラベルのメリット

これまでのラベルは商品の顔として意匠性が優先され、大きく見やすいこと、容器から剥がれないことが求められていました。

しかし地球環境保全の観点からラベルに求められる機能は変わってきており、ロールラベルには環境負荷低減のメリットがあります。

新たにラベルに求められる機能

ラベルに求められる機能

ラベル別のCO2排出量・性能比較

ラベルの種類別に以下の内容でCO2排出量をCFPを用いて算出したところ、他のラベルと比較して、ロールラベルのCFP値が低いことが分かりました。ロールラベルはラベルの薄膜化や剥離紙レスにより、二酸化炭素の排出量を低く抑える
ことができます。

ラベル別CO2排出量(単位面積当たりのCO2排出量)

CFPの計算条件
ラベル 接着剤 その他
粘着剤(水性)ラベル

紙ラベル(坪量85g/㎡)
剥離紙
紙(坪量50g/㎡)+ PE(30μm)

ドライ:20g/㎡
アクリル(NV:60%)
工程紙(坪量300/㎡・10回使用)
シュリンクラベル PS40μm(収縮20%) 無し 蒸気470kg/時間・トンネル5m
グルーラベル 紙ラベル(坪量85g/㎡) ドライ:20g/㎡
水性酢ビ(NV:50%)
ロールラベル PETラベル(20μm) 塗布量:4.8g/㎡ ホットメルトのバイオマス度:40%

※トーヨーケム㈱試算。一律で、ラベル面積20cm×5cm、生産スピード720bpm想定。

CFP(カーボンフットプリント)とは

商品やサービスの原材料調達から生産、物流、販売、使用、廃棄、リサイクルに至るまでの、ライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を、二酸化炭素に換算して商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みのこと

ラベル別の性能比較

粘着ラベル シュリンクラベル グルーラベル ロールラベル
環境 CFP × ×
ラベル 紙ラベルが多い
基材:85g/m2
専用のOPP・PETラベル
40~60μm程度
紙ラベル
基材:85g/m2
PET・OPPラベルが多い
(12~30μm程度)
紙ラベルも可
剥離紙 有(100μm程度) なし なし なし
リサイクル アルカリ剥離性 × ×
手剥がし性 ×
コスト ×
生産能力
作業性 ×

ロールラベル用ホットメルト製品紹介

当社は、ロールラベル用のホットメルト粘着剤「ラベルメルト®シリーズ」で、数多くの実績がございます。

独自の配合技術と新規評価技術により、接着強度と易剥離性の両立を実現しました。

ロールラベル用ホットメルト「ラベルメルト®シリーズ」のご紹介はこちら

ラベルメルト®BLシリーズ

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トーヨーケム株式会社 包装・工業材営業本部 アドレ営業部

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